希少種「ミツデリッポウクラゲ」展示 海きらら

ひょこひょこと泳ぐ希少種「ミツデリッポウクラゲ」=佐世保市、海きらら

 長崎県佐世保市鹿子前町の九十九島水族館(海きらら)で、希少種「ミツデリッポウクラゲ」が展示されている。
 海きららによると、県内では「イラ」と呼ばれる「アンドンクラゲ」の仲間。成体の体長は1センチ。傘が立方体で、4カ所から3本ずつ触手が出ている。国内では1940年に熊本で初めて確認された。海きららは、2010年に県内で初めて九十九島で採取した。波が穏やかな入り江の海面を漂っているという。
 成体1匹と幼体2匹を展示している。担当の野添裕一さん(35)は「ひょこひょこと、かわいらしく泳ぐ様子を見てほしい」と話した。

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