<レスリング>全日本女子チームが新潟・十日町で合宿スタート

世界選手権を控え、女子レスリングの“虎の穴”で合宿スタート

 世界選手権(9月14~22日、カザフスタン・ヌルスルタン)の代表を含む全日本女子チームが8月28日、新潟・十日町市の桜花レスリング道場で合宿をスタート。自然に囲まれた環境の中で、大会前の最後のハード練習を始めた。

 この日はマットワークの後、外でのランニングとトレーニング。練習開始の時は雨が降っていて外での練習は無理と思われたが、世界で勝つために練習に来た選手たちを天が歓迎してくれたのか、練習中に雨が止み、地獄の“金メダル坂トレーニング”が実現したという。

 笹山秀雄・女子強化委員長(自衛隊)は「いつも通りの鍛える練習をしました。9月1日まで最後の追い込みをかけたい」と話した。

 女子レスリングの“虎の穴”とも言われる同所だが、今年は6月に予定されていた合宿が大学の授業などの関係で中止となり、今回が初めての合宿。練習後には十日町の後援会からの激励の食事会が行われた。29日は報道陣に練習を公開する予定。

 同所での合宿のあと、9月2~6日に東京・味の素トレーニングセンターで調整合宿を行い、12日にカザフスタンへ向かう。(写真=チーム提供)


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