【みんなには内緒!】メーカー担当者がこっそり教える“実は売れてる”アイテム5選【ミレー編】 登山ウェアや道具選びに迷ったとき、ついつい気になるのが人気ランキングですよね?そこで今回YAMA HACK編集部は、フランス生まれのアウトドアブランド「ミレー」に突撃取材を決行!ミレーのシニアブランドマネージャー 櫻井さんに「正直、これ売れてます」なアイテムベスト5をランキング形式で教えてもらいました。一体どんなランキングになったのか、早速見ていきましょう!

「正直、これ売れてます」な人気アイテムを教えてください!

カタログや店頭で登山用品を見ていると、あれもこれも欲しくなりますよね?登山ウェアやギアなどは決して安くないので、買って失敗することだけは避けたいものです。

そこでYAMA HACK編集部がアウトドアメーカーに突撃取材。社員の方に“正直、これ売れてます”的な「ぶっちゃけランキングベスト5」を教えてもらいました!

今回のターゲットはフランス発のアウトドアブランド「ミレー」。人気ランキングと一緒に、メーカー担当者のオススメ理由も紹介します。一体どんなランキングが飛び出るのでしょうか!?

ランキングの発表者は、ミレーの櫻井 久男さんです!

ミレーに携わって20年以上になる櫻井さん。最初の上司はなんと、日本人として初めてアイガー北壁を冬季直登したパーティの一人、遠藤二郎さんとのこと。恵まれた職場環境の中「山や登山用品の知識だけでなく、人としても多くのことを学んだ」と語ってくれました。

では、いよいよお待ちかねの「ミレー」売れ筋ランキングべスト5の発表をします!

「ミレーでは今これが売れてます!」ランキングBEST5

《第5位》「ランドネ20」

第5位にランクインしたのは「ランドネ20」。上品なシルエットのパックは、ハイキングから小旅行にまで使えます。

【櫻井さんのコメント①】

おかあさんから娘さんまで使える、ちょっとレディースよりのマルチパックです。ベーシックなデザインは、普段使い用にいいですね。

【櫻井さんのコメント②】

縫い目が見えないサイドポケットは、使わないときにたたむこともできます。メッシュだとカジュアルにしかコーデできませんが、エレガンスにも使える点が嬉しいですね。ヒップベルトの取り外しも可能な、休日向けデイパックです。

洗練されたパックは山感もないので、普段のコーディネートの幅も広がりますね。荷物が取り出しやすいWジッパーなど、機能性にも優れています。

《第4位》「クーラシリーズ」

第4位は、シンプルで丈夫な「クーラシリーズ」。ミレーのバックパック開発の経験と歴史から生まれた、本格登山向けのアイテムです。容量は20L、30L、40Lの3パターンがあります。

【櫻井さんのコメント】

クーラシリーズの一番人気は30Lで、在庫がなくなることもしばしば。ハイキングなどの野外活動はもちろん、通学やジム通いにも使える中間モデルです。生地も丈夫で、レインカバーも付いているなど機能性も十分。ジッパーは鍵を通せるようになっているので、旅行にも向いています。

アウトドアでの快適性と耐久性を兼ね備えたバックパックは、幅広いシーンで使えそうですね。カラーも豊富なので、必要な容量と一緒に好みの色も選べますよ。

次は第3位の発表です!

《第3位》「ドライナミック メッシュ」

第3位には「ドライナミック メッシュ」がランクイン。1位から3位までは非常に僅差でしたが、一年中活躍するアンダーウェアが第3位に落ち着きました。高い吸汗速乾性と抜群のフィット感で、登山を快適にサポートするメッシュレイヤーです。

【櫻井さんのコメント①】

ポリプロピレン繊維は水分保有率がゼロに近く、熱伝導率も低い繊維です。汗は毛細管現象で移動させつつ、肌をドライな状態に保ちます。ポリウレタンは伸縮性があり、登山中の動きを邪魔しません。よく見ると生地がねじれていることにも気づくはずです。

【櫻井さんのコメント②】

また、性能を最大限活かすために、メッシュには厚みを持たせています。加工ではなく素材によって機能性を向上させているので、自宅で洗濯しても効果が持続するのが強みです。

登山で汗をかいても快適に過ごせるように、細かい点にも気を配っているわけですね。生地に消臭糸を使用するなど、防臭ケアも施されています。

《第2位》「サースフェー 30L+5」

堂々の第2位は、ミレーの定番「サースフェー」。男女問わず人気のモデルは通気性やクッション性がよく、体全体にフィットするため、登山中も安定した歩行が可能です。2019年には30L+5L・40L+5Lに続き、60L+20Lの大型サイズが新たにラインナップ。

【櫻井さんのコメント①】

サースフェーの名前の由来は、スイスにある車では入れない高級リゾート地(ザースフェー)からきています。「一年中、山を楽しんでほしい」という想いから作られているため、登山からスキーまでオールラウンドに使えるのが特徴です。

【櫻井さんのコメント②】

全体を通してだと、ネイビーが一番売れていますが、今は広告の影響もあってかレッドも人気がありますね。登山人口の比率に比べて、女性の利用者が多い印象です。シルエットはアルパインらしく細身で、ヒップベルトには保水しないスポンジを採用しています。背中に吸いつく設計で、初心者にも背負いやすいザックです。

サースフェーは機能性に優れているだけでなく、カラーバリエーションも豊富。ハイキングや日帰り登山用のザックを探している方におすすめのアイテムです。

そして…気になる第1位は?

《第1位》「防水ティフォンシリーズ ジャケット&パンツ」

見事ランキング第1位に輝いたのは、「防水ティフォンシリーズ ジャケット&パンツ」。ミレーを代表するレインウェアは軽量で動きやすく、防水性と透湿性を高いレベルで実現しています。

【櫻井さんのコメント①】

夏よりの3シーズンウェア(ティフォン)と、冬よりの3シーズンウェア(ティフォンウォーム)がある「ティフォンシリーズ」。
どちらかというとジャケットの方が売れていますが、セットで一気に買うというよりは、先にジャケット使って効果を実感してから、パンツを買いに来る人が多いです。幅広いシーンで使えるので、登山用に買う人と普段使い用に買う人のどちらもいます。

【櫻井さんのコメント②】

軽量でストレッチ性にも優れている点も「ティフォンシリーズ」の特徴です。一般的な透湿防水フィルムは15マイクロンほどの厚さですが、ミレーのフィルムは約半分の7マイクロン。防水性はそのままに、生地を薄くすることで透湿性を向上させました。
また、伸縮性を高めるために表生地はメカニカルストレッチを採用しています。重くなりがちなポリウレタンを使用していない、軽くて伸びのいいウェアです。

お話を聞けば聞くほど、「ティフォンシリーズ」がいかに素晴らしいかが伝わってきますね。汗をかいた状態で半袖の上から着用しても肌にはりつかない設計など、表地だけでなく、実は裏地にもかなりこだわりがあります。

ちなみに櫻井さんのイチ押しは?

「キャタピー22 」

ミレー広報も愛用している小型バックパックです。完全フルオープンで、大きな荷物も収納しやすくなっています。シンプルなメインポケットのほかに、細かいポケットがたくさんついているので小物も整理しやすいですね。

小さめのリュックは、ハイキングにも小旅行にも使えて便利ですね。ポケットも充実しているので、スマホや財布などをきちんと整理したい方にもぴったり。普段使いしやすい落ち着いたカラーも好印象です。

こだわりの機能性!ミレーの人気アイテムをお試しあれ!

今回のランキングには、ミレーの人気バックパックから定番ウェアまでがランクインしていましたね。アウトドアに必要な機能性を備えていながら、普段使いもしやすいところがミレーの魅力です。ぜひ、本格登山から街中にまで使えるミレーのアイテムを体感してみてください!

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