車椅子操作って大変 滑川・早月中で介護体験学習

車椅子を慎重に操作し、段差を降りる生徒たち=富山医療福祉専門学校

 滑川市早月中学校(同市中野島)の生徒が29日、同市柳原の富山医療福祉専門学校で車椅子操作など福祉の体験学習に取り組んだ。

 県社会福祉協議会の支援事業の一環で、両校が中学生に介護福祉への関心を持ってもらおうと毎年行っている。早月中学校の2年生約100人が参加し、3種類の体験学習に挑戦した。

 車椅子体験では、2人一組になって、段差やスロープといった障害物を通った。要介護者役に負担がかからないよう慎重に取り扱った。石倉巧さんは「段差を降りる時に結構力がいるので大変だった」と話した。

 このほか、手話通訳者に手話でのあいさつを教わったり、要介護者の手を優しく洗う手浴に取り組んだりした。

要介護者役の手を優しく洗う生徒たち
手話でのあいさつを学ぶ生徒たち
中学生に介護の仕事のやりがいを伝える富山医療福祉専門学校の卒業生

© 株式会社北日本新聞社