高さ3メートルの工事フェンスが倒壊、下敷きの女性重傷 歩道歩いていた男児も軽傷

 29日午後0時35分ごろ、横浜市鶴見区鶴見中央4丁目のビルの解体工事現場で、防護用の鉄製フェンスが歩道上に倒れ、近くに住む女性会社員(67)が下敷きになり骨盤を骨折する重傷を負った。同区に住む小学5年の男子児童(11)もフェンスの一部が当たり、右脚を打撲する軽傷を負った。鶴見署が事故原因を調べている。

 署によると、フェンスは高さ約3メートルで、歩道に沿って約27メートルにわたって設置されていた。工事現場側の地面に打ち付けた鉄パイプで支えられていた。負傷した2人は歩道上を歩いていたという。

 敷地内では4階建て雑居ビルの解体作業を実施。ビルは1階部分を残して大半の取り壊しが完了していた。

 横浜地方気象台によると、事故当時、横浜市内には強風注意報が発令されていた。

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