医療や日本文化学びたい 県海外技術研修員の2人抱負

中崎部長に抱負を語ったチャンさん(中央)、西澤山口さん(左)=県庁

 ボリビア、ベトナムから本年度の県海外技術研修員として来日した医師ら2人が29日、県庁を訪れ、県文化観光国際部の中崎謙司部長に「より高度な医療技術を学びたい」「日本の文化やガイドの方法を知りたい」と意欲を語った。
 2人は、ボリビア出身の日系3世で医師、西澤山口ロシ春菜さん(31)と、ベトナム出身の観光ガイド、チャン・ティ・クィ・ロアンさん(31)。それぞれ、長崎大学病院、着物レンタル業「長崎はいからさん」(長崎市)で来年2月まで研修する。中崎部長は「生活習慣が違う中、体調に気をつけながら、しっかりと知識や技術を身につけてほしい」と激励した。
 県海外技術研修員の受け入れ事業は、派遣国との友好親善、経済交流の促進などを目的に1973年度に始まった。今回で16カ国延べ427人。県は滞在費や住宅費、交通費などを支援する。

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