ぷりぷり♪旬の甘み「伊勢エビまつり」 1日から野母崎 地区内の10店舗で提供

各店自慢の伊勢エビ料理が並んだPR会=長崎市、Alega軍艦島

 旬の味を多くの人に味わってもらおうと、「のもざき伊勢エビまつり」が9月1~23日、長崎市野母崎地区で開催される。期間中は、取れたての伊勢エビを使った伊勢エビ料理が地区内の10店舗で提供される。
 伊勢エビ漁は毎年8月下旬から、来年5月下旬まで。地元の野母崎三和漁協によると、同地区では年間約6トンが水揚げされ、県内漁獲量の1割ほどを占めるという。野母崎で取れる伊勢エビは比較的小ぶりとされるが、ぷりぷりと引き締まった身と強い甘みが特徴。同漁協や市などで構成される実行委が漁解禁に合わせて毎年、まつりを開催しており、今年で20回目。
 同市野母町の温泉・宿泊施設「野母崎炭酸温泉Alega軍艦島」で28日、報道機関向けの伊勢エビ料理PR会があり、9店舗が天丼やトルコライスなど、趣向を凝らした料理を披露した。
 同市以下宿町の「いち望」は、「伊勢エビ刺身定食」を紹介。丸ごと1匹をぜいたくに使っており、毎年好評だという。価格は4800円から。店員の村越由喜さん(39)は、「私たちが一番おいしいと思う刺し身で、伊勢エビの味を感じてほしい」と話した。
 店舗情報は、まつりのフェイスブックページでも確認できる。期間中は同漁協の活魚流通センター(脇岬町)で伊勢エビを1キロ6500円で販売している。まつり初日は脇岬北港で伊勢エビのみそ汁販売や、ペーロン大会なども開かれる。

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