相模原でヘイトスピーチ考える講演会 川崎の条例素案に学ぶ

 特定の民族や人種に対する差別と排斥をあおるヘイトスピーチについて考える講演会が31日、相模原市南区相模大野のユニコムプラザさがみはらで開かれる。4月の相模原市議選で差別発言を繰り返した陣営に対し、落選運動を展開した市民団体「反差別相模原市民ネットワーク」の主催。

 テーマは「川崎市の条例素案に学ぶ」。

 川崎市は、公共の場でヘイトスピーチを繰り返した者に50万円以下の罰金を科す全国初の刑事罰規定を盛り込んだ条例の素案を公表、12月議会に条例案を提出するとしている。相模原市でも罰則規定の導入を視野に入れた条例制定が検討されていることから、川崎市の事例から学ぼうと企画された。

 ヘイトスピーチ対策に取り組む弁護士の神原元さんが、川崎市の条例素案について解説。また、神奈川新聞社川崎総局編集委員の石橋学記者が条例制定の意義や経過について話す。

 午後2~4時。定員は84人で先着順。参加費は500円。問い合わせは、同ネットワークの田中さん電話090(1458)6761。

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