富山第一、北國、福井の地銀3行は29日、富山市のTOYAMAキラリでJR西日本グループとの大規模商談会を県内で初めて開いた。各行の取引先企業がJRの関連施設に商品を陳列したり、サービスを提供する場を設けたりすることを後押しし、販路拡大につなげる。
トミイチフーズ、NES、芋つる合同会社など県内企業を中心に3行の取引先である36社が参加し、土産物商品の納品や共同開発などを目指した。JR西グループからは商業施設を運営する富山ターミナルビル、駅構内の土産物店を管理するジェイアールサービスネット金沢など5社が出席した。
1社30分の個別面談形式で実施。食品を提案する企業は商品を持参し、原材料や賞味期限、味などを熱心に説明した。
商談会は北陸3県と東海の地銀6行が地域の観光振興に取り組む「六ツ星観光プロジェクト」の一環で開催した。11月は石川県でも開く。