トウガラシで町に活力 入善高生とJAみな穂収穫 開発商品の原料に利用

雨の中、トウガラシを収穫する参加者

 入善高校農業科の生徒やJAみな穂青壮年部の部員らは29日、同町入膳のほ場で真っ赤に実ったトウガラシを収穫した。

 トウガラシ栽培は町内の農家、商工業者、学校が連携して地域を活性化させようと毎年実施。今年は1100株を25アールの畑に定植した。

 この日は同校の生徒や障害者の就労を支援するNPO法人・工房あおの丘(同町道古)の利用者、町商工会青年部員らも参加。雨が降りしきる中、15センチ大の実を一つ一つ手作業で摘み取った。

 収穫したトウガラシは、工房あおの丘で乾燥作業を行い、合同会社「善商」が手掛ける商品やJAみな穂青壮年部が開発した一味唐辛子「げきから」などの原料として使われる。

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