「何、これ? 小泉孝太郎? うちのおにいが、これ書いたの?」-。自民党の小泉進次郎衆院議員(38)=11区=が驚いたのは、28年前、1991年の神奈川新聞横須賀版。当時小学校6年だった兄の孝太郎さんの投稿だ。
タイトルは「大好きなお父さん」。土曜日に国会から横須賀の自宅に帰り、息子2人とキャッチボールをしてくれる父、純一郎さんのことをつづっている。
〈一番うれしいときは、人工しばの公園に行って、近所の友達、弟とぼくとにノックをしてくれたり、バッティングの練習をしてくれるときだ。長いときは、一時ごろから五時半ごろまでやってくれることがある〉
〈お父さんが大好きだ。いそがしいときでも、ぼくの好きなことをしてくれるお父さんを、いつまでも尊敬していきたい〉
この投稿は、神奈川新聞の記者が見つけ、父親になる小泉氏に見せようと、8月中旬の単独インタビューの際に手渡した。
小泉氏は「嬉しいな、おにいも覚えてないんじゃないの? おにいにも親父にも、家族に共有しますよ。見せるの楽しみだな」と話していた。