高岡早紀が狂気のストーカー役で小池徹平&大谷亮平を破滅に追い込む!!

10月5日スタートのフジテレビ系「オトナの土ドラ」(土曜午後11:40=東海テレビ制作)が、高岡早紀主演の「リカ」に決まった。作家・五十嵐貴久氏のベストセラー「リカ」シリーズの「リハーサル」「リカ」を原作に、常軌を逸した女・リカが周囲を破滅に追い込んでいく戦慄(せんりつ)のエピソードを2部構成で連続ドラマ化する。

高岡が演じるのは、「女は28歳で結婚し、家庭に入るのが一番幸せ」という結婚観の持ち主で、職歴や現住所、年齢などすべて詐称。男性への愛は一途そのものだが、純愛を貫くがゆえに狂気と化してしまう主人公・雨宮リカ。第1部では、看護師として入り込んだ病院の副院長で外科医の大矢昌史(小池徹平)を狂気的ストーカーのえじきに。第1部から3年後の第2部では、映画会社のプロデューサー・本間隆雄(大谷亮平)が、仕事のリサーチでマッチングアプリを通じてリカと出会ってしまい、破滅の道をひた走ることになる。

リカを演じる高岡は「嫌われる女性を演じたことは過去にたくさんありましたが、ここまで救いようがなく、嫌われる要素しかない女性を演じた経験はありません。台本を読んでいてもうまく読み進められていないという現状で、単純に恐ろしい女に出会ってしまったと思っています」と戦々恐々。

小池や大谷との共演には「小池徹平くんとは、NHK木曜時代劇『ちかえもん』(2016年)以来2度目の共演で、最初からとてもフレンドリーで、私のことを“早紀ネエ!”と呼んでくれていたり、とても軽やかで一緒に話していて楽しい方です。大谷亮平さんとは初共演で、ポスター撮影の時に初めてお会いしたのですが、彼がすでに私のことをリカという先入観で意識されていた様子で、私を見て『怖い』とおっしゃったので面白い方だなと思いつつ、優しい笑顔を感じとることができました」と楽しみにしている。

第1部でリカに追い詰められる大矢役の小池は、「この作品はホラー的なジャンルになると思いますが、リカ自身がただ怖いストーカーというだけではなく、彼女の家庭環境のせいでこうなってしまったと想像させるような部分もしっかり描かれているというのがすごいと思いました」と恐怖だけではない魅力をアピール。また、役柄については「理由も分からぬまま、病院でリカにストーキングをされて巻き込まれる、とてもかわいそうな人です」と苦笑いしつつ、「クセになるようなホラーな感じを楽しみにしていてください」と訴えた。

また、第2部で地獄へと導かれる本間役の大谷は「リカはかなり強烈なキャラクターではありますが、現実に起きてもおかしくないストーリーだと思いました。ストーカーに迫られる役ということもあり、いろいろと考えてしまったというのが正直な感想です」と作品の意義を訴え、「リカのキャラクターや彼女がストーカーとして次にどういう手を打ってくるのかということも楽しみつつ、被害を与えてくる主人公に対抗する僕らを応援してくださればと思います」と呼びかけた。

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