「CROCEED(クロシード)」、「Take5」など靴専門店を100店舗以上展開、(株)タケヤが民事再生

 (株)タケヤ(TSR企業コード:330033263、法人番号:3013101003751、立川市錦町1-1-23、設立1962(昭和37)年2月、資本金5000万円、岸澤陽一郎社長)は8月30日、東京地裁に民事再生法の適用を申請した。申請代理人は野中信敬弁護士(大島総合法律事務所、千代田区紀尾井町3-20、電話03-3288-5048)。
 負債総額は約33億5000万円。

 1931年創業の老舗業者。婦人靴、スニーカー、サンダルなど靴商品全般を取り扱う小売業者として相応の規模を有し、ショッピングモールなどに専門店「CROCEED(クロシード)」、「Take5」、「coche et coche(コシュエコシュ)」など、全国で100店舗以上を展開していた。
 ブランド品からオリジナル企画商品まで幅広く取り扱い、ピーク時の1998年2月期は売上高約130億3300万円をあげていた。
 しかし、同業他社との競合激化などから売上の減少に歯止めが掛からず2019年1月期は売上高約65億円にまで減少。4期連続赤字で債務超過額が拡大した。経営悪化も深刻化するなかで、資金繰りも限界に達し今回の措置となった。

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