仮眠室の「かばん気になり」 同僚の現金盗んだ消防士停職

川崎市役所

 同僚の財布から現金を抜き取って盗んだとして、川崎市は30日、川崎消防署の男性消防士(29)を停職6カ月の懲戒処分とした。消防士は同日付で依願退職した。

 市消防局によると、消防士は5月から8月1日までの間、署内の救急隊仮眠室で、別の男性職員の財布から複数回にわたって現金を抜き取り、計5万4千円を盗んだという。財布は職員がかばんの中に入れ、仮眠室に置いていた。

 消防局の聴取に対し、消防士は盗んだことを認め、「ベッドで横になった際、足元にあったかばんが気になってしまった。職場のストレスや家庭環境の変化が原因」などと話しているという。

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