飫肥出身の偉人・小倉処平、自刃前の写真見つかる 日南の民家

日南市内の民家で見つかった写真。前列中央が小倉処平。同左は山之城軌、同右は稲沢泰三。後列左は和田勇で、同右2人は未確認

 明治の外交官・小村寿太郎を見いだした日南市飫肥出身の偉人、小倉処平(おぐらしょへい)(1846~77年)の亡くなる直前の写真が同市内の民家で見つかったことが30日、分かった。1877(明治10)年の西南戦争のさなか、和田越の戦い(延岡市)で処平が自刃する1、2カ月前に撮影されたものとみられる。これまで処平の写真は20代の頃の2枚しか見つかっておらず、専門家は「非常に貴重」としている。

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