ダンスで深める“日韓交流” 韓国のプロが麻生高訪問

韓国プロダンスチームのメンバーから手ほどきを受けるダンス部の生徒たち=川崎市麻生区の県立麻生高校

 ダンスを通じて日韓の交流を図ろうと、韓国のプロダンスチーム「MENTOR CREW」のメンバー14人が30日、川崎市麻生区の県立麻生高校を訪れ、ダンス部の生徒約30人と交流を深めた。

 教育支援などを手掛けるNPO法人ラブネイバーズ(東京都町田市)が仲介し6月に続き2度目の開催となった。同校の生徒は、ハングル文字でシャツに自分の名前を書くなどして歓迎の意向を示し、交流会に臨んだ。

 生徒らは韓国チームのメンバーと5、6人で一組の輪を作り、自己紹介から交流をスタート。韓国チームが軽快なダンスを見せると割れんばかりの拍手で応じ、お返しにダンスを披露するなど親睦を深めた。

 ワークショップでは、3チームに分かれ、韓国チームのメンバーからブレークダンスやヒップホップダンスの手ほどきを受け、最後にはチームごとにダンスを踊った。

 同部顧問の渡邊由紀夫教諭は「日韓関係が悪化している中、来日するだけでも大変だったと思う。交流の機会をいただき大変ありがたい」と話していた。

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