医療費適正化で連携協定 日医工と千葉県松戸市 

協定を結んだ本郷谷市長(左)と田村社長=松戸市役所

 日医工は30日、千葉県松戸市と医療費適正化などに関する包括連携協定を結んだ。ジェネリック医薬品(後発薬)の普及・啓発への支援、市民の健康増進などの分野で協力する。医療費適正化を目標とする保険者と後発薬メーカーの取り組みとしては全国初という。

 日医工は、市民向け健康講座や後発薬啓発ブースの設置などに協力する。松戸市の後発薬使用割合(2018年度)は76.7%。政府目標の80%に向け、市民に後発薬への理解を深めてもらう活動などに取り組んでいる。

 松戸市役所で調印式があり、田村友一社長が「医療費適正化はジェネリック医薬品が最も役立つ領域だ。メーカーとして協力し、大きな成果を上げたい」、本郷谷健次市長が「(協定は)大変に意義がある」と述べた。

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