ドジャースに痛手 今季33本塁打のマンシーが手首骨折で離脱

日本時間8月31日、ドジャースは右手首の骨折によりマックス・マンシーを10日間の故障者リストに登録したことを発表した。今回の措置は日本時間8月30日に遡って行われ、マンシー自身は2週間以上の離脱を回避したい意向を示している。なお、マンシーに代わり、クリストファー・ネグロンが故障者リストから戦列復帰を果たしている。

マンシーは、日本時間8月29日のパドレス戦でマット・ストラームの投球を右手首に受けた。一塁ベースまで歩き、一度は出場続行の意思を示したものの、最終的には途中交代。検査の結果、右手首を骨折していることが判明した。

ドジャース移籍1年目の2017年はマイナー暮らしとなったマンシーだが、昨季は故障者の代役としてメジャー昇格を果たし、自己最多の137試合に出場して打率.263、35本塁打、79打点、OPS.973をマークするなど大ブレイク。守備面でも本職の一塁や三塁のほか、二塁と左翼の守備にも就き、意外なユーティリティ性を発揮してチームに大きく貢献した。

今季は昨季の活躍がフロックではなかったことを証明しており、ここまで129試合に出場して打率.253、33本塁打、87打点、OPS.899の好成績をマーク。安打(112)、二塁打(19)、打点(87)、四球(82)などの部門ですでに自己ベストを更新し、本塁打の数も昨季に迫っていただけに、チーム状況に応じて一塁・二塁・三塁の3ポジションを守ることのできる長距離砲の離脱は、ドジャースにとって小さくないダメージとなるだろう。

マンシー自身は、出来る限り早期の戦列復帰を望んでいるものの、現時点では戦列復帰までのタイムテーブルは未定。さらなる検査を経て、患部の状態を見ながら戦列復帰までのタイムテーブルを決定することになるが、ナ・リーグ西部地区の首位を独走している状況を考えると、無理をさせず、万全の状態でポストシーズンに臨めることを最優先としたタイムテーブルが組まれるのではないだろうか。

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