ラグビーって楽しい 元日本代表トンガ出身タウファさん指導

ラグビーの楽しさを伝えるタウファさん(中央)=島原市営陸上競技場

 ラグビー元日本代表で、トンガ代表の通訳などを担う世話役「リエゾン」を務めるタウファ統悦さん(38)によるラグビー教室が8月31日、長崎県島原市上の原3丁目の市営陸上競技場であり、小中学生約70人が楕円(だえん)形のボールを使った遊びを通して、スポーツの楽しさを味わった。
 同市は、今月20日開幕のラグビーワールドカップ(W杯)日本大会に出場するトンガ代表の公認キャンプ地。歓迎ムードを盛り上げ、ラグビーに親しんでもらおうと、島原フットボール協会と市教委が開いた。
 タウファさんはトンガ出身。高校卒業後に来日し2009年に日本代表入り。11年にはW杯に出場した。教室では、参加者が学年ごとにグループに分かれてタグラグビーをしたり、ボールをパスして回し、最後は蹴って的に当てるゲームをしたりした。タウファさんは「間違っていいから自分をもっと表現して」などとアドバイスした。
 市立第一中1年の山下新汰さん(12)は「キックを集中してできた。指導は分かりやすかった」と話した。

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