サルスベリ 鮮やかな花 平戸・根獅子「花農苑・瑞泉郷」

鮮やかに咲いたサルスベリを眺める川上さん=平戸市根獅子町

 長崎県平戸市根獅子町の高台にある公園「花農苑・瑞泉郷」で白いサルスベリの花が咲き、近隣住民や観光客の目を引いている。9月上旬まで楽しめそう。
 佐世保市の九十九島動植物園(森きらら)によると、サルスベリはミソハギ科の落葉小高木で中国原産。成長に伴い樹皮がはがれ、猿でも登れそうにないほどすべすべになることが由来とされ、花が房状に咲くのが特徴という。
 真夏に花を咲かせる品種が園内になかったため、地元のまちづくり団体、根獅子集落機能再編協議会事務局長の川上茂次さん(69)が8年ほど前に植樹。今年は8月10日に開花し、一部は大雨で散ったが、約2ヘクタールの敷地内に20株が鮮やかに咲いている。
 公園からは根獅子の浜海水浴場も望め、川上さんは「都市部から訪れた人も青い海と白い花の“共演”を喜んでくれる。ぜひ見に来て」と話す。問い合わせは川上さん(電090.2511.3275)。

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