自然の中で読書楽しむ 読み聞かせや絵本劇も 生田緑地

客車内で行われた紙芝居の上演=川崎市多摩区の生田緑地

 ピクニックしながらゆったりと読書に親しむイベントが1日、川崎市多摩区の生田緑地で開かれ、親子連れらが豊かな緑の中、紙芝居や読み聞かせなど多彩な催しで本の魅力に触れた。

 同区は「ピクニックタウン」を掲げており、自然の中で一足早く読書の秋を堪能してもらうのが狙い。「森でそとよみPark&Read」と題し、絵本の読み聞かせや絵本劇「桃太郎の冒険」など、幼児から大人まで楽しめる盛りだくさんの企画が行われた。

 子どもたちは、広場に展示されている客車の中で紙芝居に見入ったり、芝生の上に展示された大型の絵本を寝転びながら読みふけったりと思い思いに楽しんでいた。

 同区の池田綸ちゃん(5)は「紙芝居はウサギさんがかわいかった。ドングリを集めたのも楽しかったし、しおり作りもやってみたい」と夏の終わりに思い出をつくっていた。

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