オートクチュール宝飾サロンJ・C・BAR（富山市布瀬町南）の嶋直樹さん（43）が、真珠業界の最難関検定「パールスペシャリスト（SP）」で国内2人目の認定を受けた。「世界に誇る文化・技術である真珠の魅力を広く伝えていきたい」と意気込んでいる。
検定は、真珠の魅力や価値を広める専門家の育成を目的に、真珠関連約1600社が加盟する日本真珠振興会（東京）が2014年から実施。SPは中級位「シニアアドバイザー」の取得後、3年の実務や専門課題を経て受験でき、高い知識や倫理、審美眼を持つとされる。真珠業者の受験が多い中、嶋さんは宝飾業者として初の認定を受けた。
日本ジュエリー協会（東京）が認定する最上位資格で全国で44人が活躍する「1級ジュエリーコーディネーター」も取得しており、真珠と宝飾のトップ資格を持つ宝石商となった。「二つの信頼ある資格を生かし、お客さまに宝石選びのポイントを分かりやすく伝えていきたい」と話している。
1日は同店で記念講座を開き、真珠の歴史や種類などをレクチャーした。今後も定期的に講座を開く予定にしている。
