豪雨想定、対応を確認 住民ら避難や炊き出し 氷見

河川の氾濫を防ぐ想定で行われた大型土のうを積む訓練=碁石公民館

 「防災の日」の1日、氷見市総合防災訓練が碁石、余川の両地区を中心に行われ、住民らが集中豪雨を想定して対応を確認した。8月30日に大雨で市内全域に避難勧告が出されたばかりで緊張感を持って取り組んだ。

 市は約千人に参加を呼び掛けた。市内で河川の氾濫や土砂災害の危険が高まり、両地区に避難勧告が出されたと想定。市役所に災害対策本部を設けた。

 碁石地区の碁石公民館では住民約40人が避難。車椅子の住民の支援法について知識を深め、炊き出しを体験した。氷見建設業協会がクレーン付きトラックで重さ1トンの大型土のうを積み上げ、河川氾濫を防ぐ訓練を行った。

 余川地区でも避難訓練が行われ、市役所そばの屋内健康広場では防災用品の展示などがあった。

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