2018年8月1日、東京の東神田に革新的なホテル&ホステル「KIKKA」がオープンしました。
KIKKAに夜訪れるとシックなBarに見えるほどオシャレな雰囲気があり、それでいてサステナブルをコンセプトにしているKIKKAは、OPEN早々に話題になっています。しかも、KIKKAは1泊2,800円から泊まれるという大変リーズナブルな料金設定となっており、ますます注目を浴びること間違いなしです。今回は気になる!がいっぱいのサステナブルホテル「KIKKA」をご紹介いたします。
サステナブル×ホステルを実現させる仕組みとは
「KIKKA」は別名サステナブルホテルと打ち出しています。
KIKKAがどのようなサステナブルな行いをしているのかご紹介いたします。
【サービスを利用しても利用しなくてもOK!アフリカの子どもたちへ給食を】
KIKKAではホテルにある全てのサービスを利用しても、利用しなくても、アフリカ・アジアの子供たちに給食を届ける事が出来るシステムがあります。
KIKKAホテル内の食事をするだけで寄付ができる
KIKKAで販売しているおにぎりやお昼の大人気ランチメニュー「本日のパスタ」などを含み食事をすることによって、支払い代金の一部が寄付されます。
中でも、日本各地のおにぎりが楽しめる「おにぎりセット」は、フードコーディネーターが手がけたこだわりの一品です。
また、KIKKAの運営会社の一つ「TABLE FOR TWO」が企画する「おにぎりプロジェクト」では、おにぎりにまつわる写真に#OnigiriAction を付けてをSNSに投稿するだけで、アフリカの給食5食分に相当する100円が寄付され、このプロジェクトに参加する事も可能です。
他にもホテル内のメニューは様々あります。
アルコールは徳島上勝町から仕入れている都内でも入手が難しいクラフトビール「KAMIKATZビール」とこだわりのお酒も用意されており、単純なありがちな軽食だけではなく、ランチ・ディナーできちんと充実した食事ができるよう配慮されています。
フェアトレードを取り組むコーヒーがホテル内にて販売
KIKKAに売っているコーヒーは、「lohasbeans coffee」というフェアトレードを行う会社とコラボした商品です。
KIKKAコーヒーを飲む事で、コロンビアのコーヒー農家が潤う仕組みとなっています。
さらにコーヒーの売り上げの一部も寄付されます。
lohasbeans coffeeでは、日本では珍しいコロンビアにある約2,500ものコーヒー農家からフェアトレードを行なっている企業、消費者と農園を繋げるコーヒーを展開しています。
利用しないことが寄付に。アメニティも有効的に活用
宿泊施設を利用する中でタオルやアメニティは通常使用しますが、KIKKAではそれらのサービスを「利用しない」という選択をする事で、そのサービスにかかる費用が寄付される仕組みになっています。
使用しない定義として、
・タオルは一度使って交換ではなく、利用後に乾かして使う事。
・シーツ交換も頻繁に変える事をやめる。
・歯ブラシなどのアメニティは自分の手持ちの物を使う。
とあり、この使用しないという選択をすることによってホテル内サービスを利用しなくても自動的に寄付をすることができます。
第一線で活躍するデザイナーが手掛けるホテルデザイン
KIKKAの施設の内装やインテリアがとにかくオシャレ!
その理由は、このホテルのデザインに携わった人々が第一線で活躍するクリエイターの集いだからなんです。
異国感漂う、洗練された客室
ルームナンバーを示すオブジェは、スタイリッシュに洗練されているものとなっており、客室のデザインも異国感を感じさせる内装、部屋全体を見渡してもオシャレな物で溢れています。
また部屋も、一人用のドミトリータイプから複数人で宿泊出来る部屋もあり、カップルにもおすすめなホテルです。
ホテル内のBarはネオンで富士山を表現しており、日本のデザインモチーフを随所に散りばめた空間デザインとなっています。
宿泊料金2800円から!「寄付」の輪を広げる狙い
デザインに優れたサステナブルホテル&ホステルは、なんと2,800円と格安料金から宿泊可能です・
二人用の個室も11,000円ほどで、このホテルのクオリティーでこの値段はコストパフォーマンスがかなり高く良心的です。
格安料金で良質な宿泊が出来ることによって、宿泊中のフードやドリンク、朝のコーヒーなどのサービスを積極的に利用してもらいたいという考えもあります。
KIKKAのテーマは「きっかけを創造するホステル」
このホテルのテーマは「きっかけを創造するホステル」。
オシャレな空間に目が止まり興味を持って宿泊を決めた利用客にとって、サステナブルという概念に触れるキッカケになるのでは、という狙いを持っています。
また、おしゃれなBarとして気になって入店した人にとってもサステナブルの考えを取り入れられるきっかけとなり得ます。
デザインの一つ一つが、多くの人の「きっかけを造像する場」になる可能性が溢れるKIKKAの取り組みは、今ままでサステナブルに触れなかった人々にとって知れる素敵なホテル&ホステルです。
また、KIKKA以外のホテルでもこのような取り組みが広がって行くことが、SDGsの目標達成に繋がることとなるでしょう。