コナカ、サマンサ株を取得 筆頭株主に

 紳士服大手のコナカ(横浜市戸塚区)は2日、服飾雑貨・サマンサタバサジャパンリミテッド(東京都)の筆頭株主であるコナカの湖中謙介社長から、同社長が保有する全株式約1100万株(31.3%)を取得すると発表した。取得は9月末の予定で、取得後はコナカが筆頭株主となる。

 湖中社長は6月、サマンサの創業者である寺田和正氏から、同氏が保有する株62.6%の半分に当たる31.3%の株式を約34億円で取得。湖中社長は同氏とともに、サマンサの筆頭株主となっていた。

 今回の株式取得について、コナカは「サマンサタバサジャパンリミテッドは当社グループにない店舗戦略、商品の生産背景、女性を主とする顧客層を有しており、サマンサへの出資により高いシナジー効果が期待できる」とした。取得によりサマンサはコナカの持分法適用関連会社となる。

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