旧市庁舎解体へ設計委託 黒部市議会開会

 黒部市議会は2日開会し、2019年度一般会計補正予算3億2479万円(累計209億5555万円)や大型スクールバスの取得など13議案と、決算認定11件、報告3件を上程した。補正には旧市庁舎の解体工事に向けた実施設計委託費1013万円や、「道の駅くろべ(仮称)」整備関連の1億7006万円などを盛り込んだ。

 旧市庁舎は「くろべ市民交流センター(仮称)」整備に伴い、来年秋頃から解体を始める。道の駅関連の補正は、温浴施設を核とする誘致ゾーンの用地費1億3102万円、地域振興施設外構工事費1千万円など。

 この他の主な補正は、6月末の大雨で崩れた市道音沢6号線ののり面の復旧費1500万円、北陸自動車道沿いにある観光案内看板の修繕料213万円など。

 スクールバスは来春に開校する清明中学校の遠距離通学用に取得。富山いすゞ自動車新川営業所と2695万円で契約した。

 大野久芳市長は提案理由説明で、7月の有効求人倍率は2.86倍(県平均1.87倍)で人手不足が続いているとし「今後の動向を注視する」とした。

 18年度の一般会計決算は実質収支が6億2373万円の黒字で、財政健全化の指標となる実質公債費比率は前年度から0.7ポイント改善して11.3%だったことなども報告された。決算認定審査のため、監査委員を除く全議員による決算特別委員会を設置した。

 会期は25日まで。

 【決算特別委】▽委員長=中村裕一▽副委員長=橋本文一

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