LPガス県内3社が配送管理会社設立

 日本海ガス絆ホールディングス(富山市城北町、新田八朗社長)と高岡ガスサービス(高岡市内免、菅野克志社長)、丸八(魚津市北鬼江、大崎浩司社長)の3社は3日、液化石油(LP)ガス配送管理会社「エネシップ」を設立したと発表した。ガス容器の統一や配送業務の効率化などを進める。2年後には共同配送会社となる見通し。

 3社は昨年8月に提携の検討に関する合意書を締結。新会社は、LPガスの容器の統一化や共同利用を進め、充填(じゅうてん)・配送業務の効率化やLPガスの安定供給を図る。

 設立は今月2日で、所在地は富山市中大久保(大沢野)。資本金300万円。社長には土屋誠日本海ガス絆ホールディングス取締役が就いた。

 新会社は配送業務を一元的に管理する。配送車両の稼働率を高めるため、各社の配送エリアの入れ替えを行って、効率の実効性を検証しながら入れ替えエリアを拡大させる方針。

 土屋社長は「配送業務の労働力を確保していくのは各社にとって重要な課題。しっかりと対応していきたい」と話した。

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