食品の衛生管理学ぶ 県高岡農林振興センター

HACCPの考え方を取り入れた衛生管理について学んだ研修会

 食品衛生管理の国際基準「HACCP(ハサップ)」の考え方を取り入れた衛生管理を学ぶ研修会が3日、高岡市西藤平蔵の市農業センターで開かれた。

 農産加工を行う担当者らに理解を深めてもらい、導入を支援しようと、県高岡農林振興センターが開催した。

 研修会は漬物類、菓子類に分けて2回開き、合わせて約40人が参加。「富山6次産業化プランナー」を務める高宮大助さん(石川県予防医学協会)が講師を務め、製品の出荷までの工程ごとに危害要因を分析・予測することや、加熱や冷却、包装の特に重要な工程を継続的に監視・記録する必要性を説明した。参加者はアドバイスを基に衛生管理計画書を作り、制度導入に備えた。

 17日は同センターで総菜、飲食店を対象に開く。

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