熱中症による死者 8月の長崎県内は4人

 長崎県は3日、8月の県内の熱中症による救急搬送状況の速報を発表した。熱中症による死者は4人(前年同月比1人増)。搬送者は過去最多だった前年同月より113人少ない382人。8月後半の日照時間が平年より短かったことなどが要因と分析している。
 搬送者の症状の内訳は軽症212人、中等症155人、重症12人、死亡3人。このほか救急搬送されずに現場で熱中症による死亡が確認された80代女性が1人いた。年齢別では、65歳以上の高齢者が211人で全体の55%。発症場所では、「住居」が172件で45%を占めた。
 また、5月から8月までの搬送者は前年同期より528人少ない608人だった。

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