これぞエースの投球 フラハティが8回1安打無失点

【ジャイアンツ0-1カージナルス】@ブッシュ・スタジアム

8月の月間最優秀投手に選出されるなど、オールスター以降は安定感抜群のピッチングでカージナルスの快進撃の原動力となっているジャック・フラハティが、またしても見事なピッチングを披露し、今季9勝目(7敗)をマークした。6回表二死までジャイアンツ打線を無安打に封じたフラハティは、マイク・ヤストレムスキーに初安打を許したあとも気落ちすることなく快投を続け、8回1安打無失点。1点リードの最終回を2番手のカルロス・マルティネスが無失点に抑え、カージナルスは1対0でジャイアンツを破った。マルティネスは今季18セーブ目をマーク。ジャイアンツ先発のデレック・ロドリゲスは7回5安打1失点の快投を見せるも、打線の援護がなく、今季8敗目(5勝)を喫した。

初回二死満塁でヤディアー・モリーナがライトフライに倒れるなど、ジャイアンツ先発のロドリゲスからなかなか得点を奪えなかったカージナルスは、6回裏二死からマーセル・オズーナがレフトスタンドへ特大の25号ソロを放ち、1点を先制。このリードをフラハティからマルティネスへ繋ぐリレーで守り抜き、直近25試合での20勝目をマークして2位カブスとの3ゲーム差をキープした。フラハティが6イニング以上を投げて相手打線を4安打以下に抑えるのは、この試合が今季15度目であり、これはジャスティン・バーランダー(アストロズ:18度)とゲリット・コール(アストロズ:16度)に次いでメジャー3位(リーグ最多)の数字。後半戦はメジャーベストの防御率0.85をマークしており、先発ローテーションの柱としてナ・リーグ中部地区の首位を走るチームの快進撃を支えている。

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