FIA-F2:ベルギー当局が事故に巻き込まれたアレジのマシンを押収。トライデントは1台体制でモンツァへ

 今週末開催されるFIA-F2第10戦モンツァを前に、トライデントのラルフ・ボシュングは、チームの決定によりモンツァ大会を欠場することを発表した。

 先週末のF2第9戦スパ・フランコルシャンのレース1では、複数台が巻き込まれる多重クラッシュが発生し、BWTアーデンからシリーズに参戦するフランス人のアントワーヌ・ユベールが命を落とした。またザウバー・ジュニアチームのファン-マヌエル・コレアが両足の複数箇所を骨折し、軽度の脊椎損傷を負った。

 なおコレアについては、現在のところ容体は安定していると発表されている。

 このアクシデントに巻き込まれたことを理由に、ベルギー当局はアレジのマシンを押収した。これにより、トライデントは第10戦モンツァで1台のマシンのみを走らせることを決定。この1台をアレジがドライブし、チームメイトのラルフ・ボシュングが第10戦を欠場することとなった。

 ボシュングは、9月末に開催される第11戦ソチでレースに復帰する予定だ。

ラルフ・ボシュング(トライデント)

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