「私自身が詳細に説明する」 横浜市IR誘致で林市長

横浜市の林文子市長(資料写真)

 横浜市が全18区で開催予定の、カジノを含む統合型リゾート施設(IR)に関する市民説明会について、横浜市の林文子市長は4日の会見で、全てに出席し、パワーポイントを使いながら、自らが詳細まで説明する考えを示した。

 市長は時期について「IRの説明が不十分で、市民の理解が進んでいない。できるだけ早く開催したい」と説明。「分かりやすいようにパワーポイントを使い、私自身が詳細に説明しようと思っている」と明かした。

 説明会のイメージとして2012年度から18年度にかけて開いた「特別自治市」の必要性を説くフォーラムを挙げた上で「依存症や治安の問題などいろいろな例を挙げ、市の場合どうかを説明しようと思う」とした。

 誘致表明の会見後、反対する市民団体が市長への面会を求めて市長室前に集まった。その際のことを問われ、市長は「疲労し、中で休憩していた。大きな声がしているようだとは承知していた」と振り返り、「(詳細は)夜に報告があった」とした。

© 株式会社神奈川新聞社