就職先の選択肢に 富山大生が小矢部市内の事業所巡り

紺井さん(右)からラグビー日本代表選手のジャージーの説明を受ける学生

 小矢部市内の企業などを巡る「おやべ暮らし体験ツアーしごと編」が4日、市内であり、富山大の1、2年生計20人が将来に向けて業務に理解を深めた。

 同市が就職先の選択肢に市内事業所を入れてもらおうと開き2回目。市商工会と市企業協会の「おやべ型産業観光」を活用した企画で市役所と北栄電設、ゴールドウイン、LIXIL小矢部工場を訪れた。

 ゴールドウイン(同市清沢)では富山大卒業生で富山総務グループの紺井ひかるさんから同社の歴史や事業内容の説明を聞いた。2グループに分かれ、社内を見学。研究拠点「テックラボ」では同社が手掛けるラグビー日本代表選手のジャージーの機能性や製品開発に向けた設備などに理解を深めた。富山大1年の林ひかりさんは「世界で有名な商品を作る企業が県内にあって驚いた」と興味深そうに話した。

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