「五箇山に日本の将来像」 小泉議員が相倉視察

南砺市職員(右)から説明を受ける小泉氏(中央)や橘氏(左)ら=相倉合掌造り集落

 自民党の小泉進次郎衆院議員が4日、南砺市平地域にある世界文化遺産の相倉合掌造り集落を視察した。「日本の将来は五箇山の景色の中にある」と述べ、日本の原風景と先端技術を融合させた未来像に思いを巡らせた。

 7月に富山市内のホテルで開かれた北日本四政経懇話会合同例会で講演した際、五箇山を訪れたいと語っていた。当選同期の橘復興副大臣の橋渡しで視察を実現。田中南砺市長や地元県議らが案内した。

 市職員から集落の歴史や空き家対策などの説明を受け、民宿でこきりこの踊りを鑑賞。日本の将来像については、欧州の古い住宅は内部がモダンな造りになっていることを紹介し、「かやぶきの家の扉を開けたら超ハイテク。そんな将来になれば、もっとすてきになる」と述べた。

 1カ月前にフリーアナウンサーの滝川クリステルさんとの結婚を発表したばかりで、観光客や住民から「おめでとう」と祝福された。年明けに子どもが誕生するだけに、赤ちゃんを見つけて抱きかかえると「これから本格的に練習しないとね」と笑いを誘った。

 上平地域の菅沼合掌造り集落も訪れた。

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