県西部郵便局・道の駅スタンプラリー達成者続々  全106カ所 子どもたちに人気

全コースを達成した清水君(左)と事業を担当した中局長

 昨年11月にスタートした「とやま呉西圏域郵便局・道の駅スタンプ帳」事業の9月末の期限が迫り、全106カ所のスタンプラリー達成者が続々と出ている。郵便局の担当者は「残り期間はわずかだが、1人でも多くの人に楽しんでもらいたい」と話している。 (西部本社・村田仁美)

 事業は県呉西地区郵便局長会が初めて企画した。県西部6市の郵便局94局と道の駅12カ所が対象で、地域別に6コース用意。無料のスタンプ帳をもらい、郵便局で62円切手を買うとスタンプ帳に地元の名所が入った消印「風景印」を押してもらえ、缶バッジもプレゼントされる。道の駅でもスタンプを集め、各コースや全コース達成を目指す。

 夏休み期間中には県外からの旅行者のほか、多くの子どもたちが参加し、8月末で約30人が全コースを達成した。高岡市南条小3年の清水遥哉君(8)は春・夏休みを中心に回り、家族の協力も得ながら全てをクリアした。「初めての場所に行くのが楽しかった。星形や干し柿の形の消印が気に入った」と喜ぶ。

 事業を担当した中佐也佳高岡能町郵便局長は「ラリーをきっかけに郵便局や道の駅をより身近に感じてもらえれば」と話している。

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