【女子プロ野球】埼玉・磯崎が2年ぶり完封! 7回1安打の快投も「野手のみんなのおかげ」

完封勝利を挙げた埼玉アストライア・磯崎由加里【写真提供:日本女子プロ野球リーグ】

磯崎の完封は2017年以来、緩急を生かした投球で7回を79球で投げきる

 埼玉県・川口市営球場で行われた女子プロ野球・秋季リーグの埼玉アストライア-愛知ディオーネは2-0で埼玉アストライアが勝利。磯崎由加里が今季初完封勝利を飾った。

 埼玉栄高校の先輩後輩対決でもあり、W杯日本代表選手の経験もある投手の対決となった一戦。アストライアの磯崎とディオーネの笹沼。1回、埼玉アストライアは1死三塁の場面で、3番・加藤がライト前へ先制タイムリー。続く4番・泉が三遊間を抜けるレフト前タイムリーを放ち、追加点を挙げた。

 4回、ディオーネは1死一塁の場面で前田がピッチャーの横を抜ける打球を放つも、セカンド只埜の好プレーでダブルプレーに抑える。笹沼の前に追加点こそ上げられないものの守備で磯崎を援護した。

 磯崎は持ち前の緩急を生かしたピッチングで2回以降ノーヒットに抑えるなどディオーネ打線を圧倒。最後まで2点を守り抜いたアストライアがディオーネ相手に2連勝をあげた。磯崎は7回97球を投げ切り今シーズン初の完封勝利。ヴィクトリアシリーズでの完封勝利は2017年6月25日のディオーネ戦(京セラドーム)以来約2年ぶりだった。

 試合後、磯崎は「今日は野手のみんなが良いプレーで助けてくれたおかげで初回から自分のリズムで投球することができました。その中でもとくに泉選手が私の良さを引き出してくれる配球で組み立ててくれたおかげでディオーネ打線を抑えられたと思います。中盤に先頭バッターを出してしまったり、まだまだ課題もあるので次の試合までに修正していきます」とコメントした。

 一方のディオーネは初回以降、笹沼が持ち直したものの、打線はわずか1安打。磯崎の投球に手も足も出ず、痛い2連敗となった。日本女子プロ野球リーグ

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