長崎県展応募作 搬入始まる 7部門に1474点 県美術館・15日開幕

次々と運び込まれる県展の応募作品=長崎市、県美術館

 長崎県内最大の美術公募展「第64回県展」(県、県教委、県美術協会、県文化団体協議会主催)の応募作品の搬入が4日、長崎市出島町の県美術館で始まった。この日は、佐世保、大村、諫早でも作品搬入があった。同館のみ5日も搬入を受け付ける。
 同展は、日本画、洋画、彫刻、工芸、書、写真、デザインの7部門があり、入賞・入選作の展覧会を15~29日に同館で開催。佐世保会場(10月3~13日、島瀬美術センター)、諫早会場(同17~27日、諫早市美術・歴史館)でも開くほか、11月に西海、五島各市で移動展も実施する。
 今年は、事前に7部門計1474点の出品申し込みがあり、昨年より5点多かった。申し込みの最多部門は写真で493点だった。
 4日、県美術館では応募者が続々と力作を運び入れた。このうち、洋画部門に油彩画を出品した長崎市白木町の会社員、渡部丈基さん(22)は同展に初応募。「半年前に油彩画を始めたので賞を取れたらいいなと思って応募した。審査結果が楽しみ」と話した。
 作品審査は6~8日に実施。各部門から県知事賞(1点)を決定し、その中から最優秀の西望平和賞を選出する。審査結果は14日午前10時に同館と県展ホームページで発表する。

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