~『3時間でわかる 同一労働同一賃金入門』を出版しました~

2019年9月5日
株式会社新経営サービス 人事戦略研究所

“同一労働同一賃金をどのように実現するか?”
~『3時間でわかる 同一労働同一賃金入門』を出版しました~

株式会社新経営サービス 人事戦略研究所(所在地:京都市下京区、所長:山口俊一)は、
働き方改革関連法案における「同一労働同一賃金」への対応について、分かりやすく解説した、
『3時間でわかる 同一労働同一賃金入門』(中央経済社)を2019年9月に出版しました。

2018年の『同一労働同一賃金で、 給料の上がる人・下がる人』(中央経済社)に引き続き、
同一労働同一賃金をテーマとした2冊目の出版となります。

企業コンサルティングの現場で、同一労働同一賃金に対応してきた筆者だからこそ書ける本書は、
経営者や人事担当者の大きな味方となることでしょう。

【本書の構成】
第1章.同一労働同一賃金と働き方改革関連法の関係
1.大企業に先行導入、中小企業は1年の猶予がある
2.今回の改正前から同一労働同一賃金は存在していた
3.法改正の「考え方」を読み解く
4.中小企業の定義
5.均等待遇と均衡待遇
6.派遣労働者の均等・均衡待遇
7.非正規社員に対して待遇差を説明できなければならない
8.訴えやすくなる(訴えられやすくなる)
9.法律に「同一労働同一賃金」という言葉は出てこない
10.「同一労働同一賃金」で、よく聞く疑問

第2章.同一労働同一賃金に関して押さえておくべき前提
1.雇用形態別の実態と傾向
2.雇用形態別の賃金水準
3.関連する法律:改正労働契約法
4.関連する法律:高年齢者雇用安定法
5.「抜け穴」問題

第3章.注目の判例と企業の対応
1.「契約社員に扶養手当不支給」は合理的か
2.「アルバイトにも賞与を支給すべき」と全国初の判断
3.「退職金不支給」でも全国初の判断
4.「定年後の給与水準引き下げ」に対する判例

第4章.人事担当者に聞いた対応方法 ~企業の取り組みアンケート調査結果
1.賛成と反対が拮抗
2.大手企業の取り組み状況

第5章.先進企業の事例紹介とポイントの解説
1.エフコープ生活協同組合
2.株式会社りそな銀行
3.コストコホールセールジャパン株式会社
4.アウトソーシングA社のコールセンター部門

第6章.賃金制度見直しの方向性
1.同一労働・同一賃金に対応した人事・賃金の考え方
2.企業がとるべき選択肢

第7章.自社の基本給・賞与・手当などの改定方針を考える
1.基本給:ガイドラインの解説
(1)基本給:正社員水準に合わせるケース
(2)基本給:正社員も含めて再設計するケース
(3)基本給:仕事区分を明確にし、現状の賃金を維持するケース
2.賞与:正社員に合わせるか、一定引き上げか、しばらく待機か
3.手当、福利厚生、教育訓練
(1)手当:ガイドラインに例示されている手当の見直し方
(2)福利厚生:ガイドラインに例示されている福利厚生の見直し方
(3)教育訓練:ガイドラインに例示されている教育訓練の見直し方
(4)手当、福利厚生、教育訓練を実務レベルで考えてみる
(5)家族手当をどうするのか
(6)住宅手当をどうするのか
4.人件費増加シミュレーションが重要!

第8章.定年再雇制度の考え方、見直し方
1.定年後社員(定年再雇用者)の賃金水準実態
2.ガイドラインにおける定年再雇用者の賃金に関する記述
3.定年再雇用者の賃金に関する裁判所の判断
4.定年再雇用や高齢者雇用に関する最近の企業トピックス
5.定年再雇用者の賃金水準をどのように設計するか
6.賃金水準と勤務内容がポイント
7.コースや役割の仕組みをどのように設計するか
8.給与・賞与制度をどのように設計するか

第9章.まとめ「やることリスト」
(1)企業が対応すべきこと
(2)処遇改定方針書の作成
同一労働同一賃金に基づく処遇改定方針書の記入例

【著者企業】
~創業30年 組織開発・人事コンサルティング会社~
株式会社新経営サービス 人事戦略研究所
(本社:京都市下京区、所長:山口 俊一)

【書籍 URL】 http://www.skg.co.jp/publication/3jikandewakaru.php