メルカドがチームを救う好捕 インディアンス逃げ切り

【ホワイトソックス6-8インディアンス】@プログレッシブ・フィールド

インディアンスは、「2番・センター」で先発出場した新人のオスカー・メルカドが攻守に躍動。バットで4打数3安打1打点の活躍を見せただけでなく、2点リードの9回表一死満塁の大ピンチではチームを救う大ファインプレイを見せ、チームを勝利に導いた。インディアンス先発のシェーン・ビーバーは、7回6安打2失点の好投で今季13勝目(7敗)。9回表一死満塁のピンチで登板し、メルカドの好守に助けられて試合を締めくくった5番手のニック・ウィットグレンが今季4セーブ目をマークした。一方、敗れたホワイトソックスは、先発のイバン・ノバが5回途中11安打6失点と打ち込まれて今季12敗目(9勝)。打線は終盤に粘りを見せたが、メルカドの好守に阻まれ、あと一歩届かなかった。

7回終了時点で8対2と6点をリードしていたインディアンスは、8回表に2番手のニック・グッディがホゼ・アブレイユに29号2ランを浴びて2失点。4点リードの9回表には万全を期してクローザーのブラッド・ハンドを投入するも、一死一塁からティム・アンダーソンに15号2ランを浴び、2点差に迫られた。ハンドはさらに一死満塁の大ピンチを招き、テリー・フランコーナ監督はハンドを諦めてウィットグレンにスイッチ。ここでイロイ・ヒメネスの打球はセンター後方を襲う痛烈な当たりとなったが、メルカドが背走からのダイビングキャッチで見事に捕球し、ホワイトソックスの逆転を阻止した。フランミル・レイエスは「僕が今まで見たなかでベストだよ」と同僚の好守を絶賛。ホワイトソックスのリック・レンテリア監督も「私がこれまでに見てきたなかで最高のキャッチの1つだね」とメルカドの好守を素直に称えていた。

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