「ドラえもん」史上初、ライムを刻むキャラが登場!! ラップ監修は“ジャイアン”

テレビ朝日系の国民的人気アニメ「ドラえもん」が10月から毎週土曜午後5時に引っ越すことを記念して、9月6日に「ドラえもん誕生日スペシャル」(金曜午後7:00)を2時間枠の豪華2本立てで放送する。

スペシャルの新作エピソード「未来の迷宮(ラビリンス)おかし城(キャッスル)」では、放送40周年の歴史の中で「ドラえもん」に初の“ラップ”が登場する。しかも、ジャイアン役の声優・木村昴が劇中に登場するオリジナルラップの監修を担当し、同エピソードでマキャロン役を担当する速水奨がラップを披露。また、人気声優・雨宮天もゲストとして参加する。

このエピソードは、未来のおかしの城を舞台にドラえもんたちが大冒険を繰り広げる夢いっぱいのストーリー。ドラえもんの誕生日に、22世紀で大人気のスイーツ工房“お菓子キャッスル”を訪ねたのび太たち。その城主で天才パティシエのミスターマキャロン(速水)は、一風変わった人物。ラップ調のセリフを口ずさみながら、天才的なひらめきで夢いっぱいのお菓子のレシピを刻んだオカシックレコードを作り上げ、そのレコードの音波で操られた工房のメカたちが自動的にスイーツを完成させていく。

そのミスターマキャロンの繰り出すオリジナルのラップソングを全面監修した木村は、実は大のラップ好きとして知られ、男性声優12人によるラップソングプロジェクトにも参加。そのプロジェクトで作詞も担当しているほか、この春からはラッパーの掌幻とラップユニット・掌幻と昴を組み、本格的な音楽活動も開始している。今回は、そんなヒップホップミュージシャンとしての顔も持つ木村が、劇中のラップソング3曲を監修し、ジャイアンとしてもラップを披露する。

木村は「『ドラえもん』の長年の歴史の中での、こうした初めての試みに携わらせていただけたことが何より光栄でうれしかったです! 僕が持てる全てのスキルを出し惜しまず、全身全霊で盛り上げたいと思いました!」と全力で監修に取り組んだことを告白。「最高にあったかい『ドラえもん誕生日スペシャル』、絶対チェックしてくれyo!」とアピール。

ミスターマキャロンを演じ、メインでラップに挑んだベテラン声優・速水は、木村と同じく男性声優12人によるラップソングプロジェクトに参加。全編通してライムを刻んで(=韻を踏んで)しゃべるという役柄に、「いやあ、まさか『ドラえもん』でラップとは(笑)」と最初は驚いた様子。しかしアフレコでは速水らしい低音ボイスでラップを熱唱し、「ジャイアンに丁寧に指導していただき、なんとか、かんとか…」と本人は謙遜したが、監修した木村も「難しいラップにも果敢に挑み、ベストを出すために何度もトライする姿が最高に格好良かったです」と大先輩・速水の“声優魂”に感服していた。

そしてマキャロンの助手で、ネコ型ロボットのキャンディを演じ、今回が「ドラえもん」初出演となる雨宮は「父が子どもの頃に集めた『ドラえもん』の漫画を私も小さい時から読んでいて、漫画もアニメも大好きでした。ドラえもんがいたらなあ…と何度思ったことか…(笑)」と明かしながら、「『誕生日』ってすごく大切な日だったな…と思わせてくれる、大人の人にも見ていただきたいお話です」と訴えた。

このほか、もう一度見たいという多くの声に応え、2年前の誕生日スペシャルで大好評を博した傑作アドベンチャーストーリー「謎のピラミッド!?エジプト大冒険」も放送する。

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