返礼品に165品応募 川崎市、ふるさと納税サイト掲載へ

川崎市役所

 川崎市が募集していたふるさと納税の新たな返礼品について、市は5日までに、34事業者から165品目の応募があったと発表した。今回は第1次募集の締め切り分で、今月中旬に選定作業を行い、10月からふるさと納税のポータルサイトに掲載していく。

 市資金課によると、応募のあった34事業者は、和洋菓子店や精肉店、酒造業、NPO法人、スポーツチームなど。品目は和洋菓子や肉、魚の加工品、酒やサービス利用券などだった。

 同市のこれまでの返礼品は岡本太郎美術館や日本民家園の招待券などだった。返礼品競争が過熱した近年、住民税の減収額が急激に増加しており、2019年度は56億円にまで膨らむ見込みとなっている。

 こうした現状を受け、市は魅力的な返礼品を取りそろえようと、市内に本社や支店、工場や畑などがある法人や個人事業者に応募を呼び掛けていた。

 2次分の締め切りは13日で、10月上旬に選定作業を行い、11月にポータルサイトに掲載する予定。

 問い合わせは、同課電話044(200)2173。

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