【遠州フィールドレポートVol.1】雨を狙ってシーバス攻略!河口部でランカーサイズをゲット 遠州エリアといえば、サーフや汽水湖といった名ポイントが多数存在する人気エリア。特に遠州サーフの人気はすさまじく、近年ヒラメ(フラットフィッシュ)を狙うアングラーが後を絶ちません。そんな遠州エリアを、凄腕アングラーが定期的に釣果をレポーティング!次の釣行ヒントが見つかるかも?

遠州エリアのフィールドレポートvol.1

遠州はサーフ・汽水湖を中心に、多種多様な釣りを楽しめるエリアです。

特に人気なのはサーフでのフラットフィッシュゲーム。流入河川の多さ・地形変化・潮流とヒラメを釣りやすい環境が揃っています。

レポーター

橋本康宏

得意な釣りはヒラメとシーバス! 遠浅サーフなら任せてください。

皆様に記事を通し、“旬とワクワク”をお届け出来ればと思っております!

どうぞよろしくお願いいたします!

[2019.8後半]遠州エリアの釣況は?

夏場のサーフは中型以上のヒラメが少なく、40センチ以下のヒラメ、マゴチ、小型の青物がメインになってきます。

しかし今年は雨が多く、大型の台風も度々上陸し、なかなかサーフでは釣りが出来ない状況が続いています。

そんな中でも、むしろそんな状況だからこそ高活性なターゲットがいるんです!

雨が降ればシーバスがチャンス

そう、シーバスです。雨量にもよりますが、雨が降る事で水量が増し、濁りが入ります。

エサとなる小魚が流されるため、シーバスが活発に捕食活動を行い、濁りの影響でルアーを見切られにくく釣りやすい状況になるといえます。

ポイント選択は?

シーバスがいる場所ならどこでも良いですが、オススメは河口部!

河口は汽水域で、常になにかしらのベイトがいる可能性が高いエリアですが、さらに雨によって水かさが増すと、上流からベイトが流されてきます。

フィッシュイーターは効率良く捕食したいのでチャンスといえます。

また、河口部でも海に近いエリアなら、外海が荒れて、穏やかな河口内に避難してきたヒラメやマゴチも釣れる可能性があります。

ベイトがいる所にフィッシュイーターあり!

釣り場に着いたらベイトを探してみましょう!

水量が増して濁りが入ると、特定のエリアにベイトが溜まっている事が多いです。釣りをしていてベイトのいる雰囲気が感じられなければ移動します。

濁っている状況では岸沿いに溜まっている事も多いので、浅いからといっていきなり入水してしまうと警戒されてしまうので注意しましょう。

障害物等があれば流れのヨレが出来て、そこにベイトが溜まるので狙い目です。

ルアーは流れの上流側に投げる!

冒頭で、餌が流れてくるから高活性になる!と説明させて頂きましたが、つまり流れてくる餌を待っているのです。

ルアーも同じように流れの上流側に向かって投げて巻いてくることで、自然な形でシーバスにアピール出来ます。

「シーバスがボイルしてる!」という状況ならば、直接ボイルした場所に投げるのではなく、ボイルした場所より上流側に投げて、流していく事で反応させやすくなります。

釣果もバッチリ!

当日は台風後の釣行。潮汐は満潮が午前5時15分ごろ。午前2時ごろに入釣しました。

水量が多く濁りがあり、流れのヨレにはベイトが溜まっているような好条件。

シンキングミノーの『グアド130』を選択し、シーバスがいるであろうスポットに上流側から流し込んでいくこと2投目。

87センチ、大型のシーバスがヒットしてきてくれました。

後日も釣行。濁りはまだ残っていますが、水量が幾分下がっています。しかし、まだチャンスはありそうな気配!

最初はミノーを投げてみますが、反応がありません……。ここでシンキングペンシルの『ウェッジ』をチョイス。

濁りがあるので、色はマットチャートをチョイス。これも上流側に投げて巻いてくると岸沿いでヒット! サイズは60センチ後半でした。

またまた後日も釣行しますが、今度は大分水量が下がっていてベイトも見当たらず……。反応は得られませんでした。

やはり、雨の影響が釣果を左右すると実感しましたね。

雨の釣行は危険が伴うことを忘れずに!

今回は雨のメリットを書かせて頂きましたが、台風直撃中はもちろん危険ですし、釣りをしているエリアは降っていなくても上流で雨が降っていれば、急な増水もあり得ます。

無理をせず、安全に気を配りながら釣行されてください!

使用タックル

Gクラフト セブンセンスTRミッドナイトモンスター992TRベイトモデル

シマノ カルカッタコンクエストDC200

クレハ 完全シーバス1.5号

バリバス シーバスショックリーダーナイロン20ポンド

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