延長11回 レッズがアービンの一発で劇的サヨナラ勝ち

【フィリーズ3-4xレッズ(延長11回)】@グレートアメリカン・ボールパーク

レッズは、3対3の同点で迎えた延長11回裏にフィリップ・アービンが右中間への6号ソロを放ち、劇的なサヨナラ勝ちを収めた。先発のソニー・グレイが6回4安打1失点と好投しながらもリリーフ陣がリードを守れず、延長戦に持ち込まれたレッズだったが、アービンの一発で延長戦を制し、6番手のマット・ボウマンが今季2勝目(0敗)をマーク。一方、敗れたフィリーズは、逆転でのワイルドカード獲得に向けて負けられない戦いが続くなか、小刻みな継投で8人のリリーバーを投入する執念を見せたものの、9番手のニック・ビンセントが痛恨の一発を浴び、今季3敗目(1勝)を喫した。

4回表にリーズ・ホスキンスのタイムリー二塁打でフィリーズに先制を許したレッズは、6回裏一死二塁からホゼ・イグレシアスの11号2ランで逆転に成功。ここでフィリーズは、先発のジェイソン・バルガスに代えて2番手のジャレット・ヒューズを投入したが、エウヘニオ・スアレスが二者連発となる41号ソロを放ち、リードを2点に広げた。リードを守るべく、レッズは7回から継投に入ったものの、7回表に守備のミスもあって1点を失うと、8回表には3番手のロバート・スティーブンソンがJ.T.リアルミュートに22号ソロを浴びて同点。試合はそのまま延長戦に突入し、延長11回裏先頭のアービンが放った6号ソロが、試合を決める一打となった。「誰もが得点を望んでいたと思う」と試合を振り返ったアービン。「その得点を生み出す男になれて良かったよ。良い試合だったね」と勝利を喜んだ。

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