大学院開設20周年 山口県立大大学院がオープンキャンパス 9月14日

▲研究発表に耳を傾ける院生

 2019年に大学院開設20周年を迎えた山口県立大学(山口市桜畠3)で、9月14日(土)午後1時から5時まで、大学院オープンキャンパスが開催される。会場は、北キャンパス2号館。

 同大大学院は、1999年に開設。国際文化研究科と健康福祉学研究科が設けられている。学部からの進学以外にも、働きながら夜間や土日に通ったり、退職後に長期履修制度を使って学ぶ人も多く、社会人入学の院生は約8割を占める。

 修士号が取得できる国際文化学研究科では、これまで100回以上の地域公開型研究会やシンポジウムを実施。

 修士号から博士号まで取得できる健康福祉学研究科では、健康、福祉、保健、医療の分野で高度専門職業人や研究者などを輩出する実績を積んできた。

 キャリアアップを果たした修了生は、県内外の病院、保健福祉施設、行政や学校、企業や団体などで活躍しているほか、各種自営業やデザイン分野での起業もしている。

 当日は、午後1時から、前川剛志理事長、加登田惠子学長のあいさつでスタート。各研究科の紹介と、各研究科の修了生3人ずつによるその後の活動報告がされる。2時40分からは、茶話コーナーで在学院生や修了生、教職員と自由に交流、相談できる場が設けられ、3時10分からは個別相談会も実施される。会場には、研究作品が展示され、各専攻分野の具体的な研究テーマを知ることができる。

 さらに、20周年という節目に際し、同大学院がこれまでに取り組んだ「文化コーディネート論シンポジウム」や「百寿者の研究」(健康長寿につながる100歳以上の方を対象とした研究)など大きなイベントの振り返りも紹介される。

 参加の申し込みは不要だが、個別相談を希望する場合は事前の連絡が必要。問い合わせは、同大学院事務室(TEL083-929-6525)へ。

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