CAも実践!乾燥した飛行機の中で潤いを逃さないための水分補給のポイント3つ

CAも実践!機内での水分補給のポイント

飛行機の中は特殊な環境。水分補給一つにしてもちょっとした知識とコツが必要です。

機内での乾燥対策や睡眠対策などを意識している方は多いかもしれませんが、水分補給の方法までしっかり意識できている方は少ないように見受けられます。

ここでは、1回のフライトでどのくらい水分を取れば良いか、効率的な水分補給の方法など、CAも実践する機内での水分の摂り方のポイントについて詳しくご紹介いたします。

 

一日に何リットル水分を摂取していますか?

普段の生活の中で私たちが一日に必要な水分量は2~3L、そのうち飲料水から摂取する分は1~1.5Lと言われています。

実際に自分で一日何Lくらい水分を摂取しているか把握されていますか。

何気なく飲んでいて一日どのくらい飲んでいるか見当もつかないという方も多いのではないでしょうか。

「500mlのペットボトル1本と、200mlのカップに5杯ほどお水を飲んだから1.5Lくらいかな」というように、まずは普段の水分補給を見直してみることをおすすめいたします。

 

一回のフライトでお水は何リットル飲めばいい?

そして本題の機内での水分補給について。ご存知の通り機内は地上よりも格段に乾燥しています。

湿度20%以下、長距離路線では10%以下という極度の乾燥状態になることも。

そんな環境では、呼吸をするたびどんどん水分が奪われていってしまうほど。

通常と同じ量を飲んでいたのではとても足りません。

よく「機内ではお手洗いに行かないようになるべく水分を摂らないようにしている」という方もいらっしゃいますが、水分代謝が悪くなりエコノミー症候群にも繋がってしまうので絶対にNGです。

普段以上に水分補給するように心がけましょう。

では、いったいどのくらい水分を摂取すればよいのでしょうか?一般的には、なんと10時間程度のフライトで最低およそ2Lは必要と言われています。

さらにこの場合の水分とは純粋なお水のこと。

アルコール類やコーヒー、紅茶などカフェインの含まれるものは体内の水分を排出し、逆に水分を奪ってしまうのでこの中に含めません。

 

 

機内で出される水分だけでは足りない!?

ここで実際にフライト中にどのくらい水分を摂っているか考えてみましょう。

機内でペットボトルのお水が配られることがよくありますが、基本的には500mlのもの1本です。

また、フライト中に飲むドリンクはお食事中にアルコール類やお茶、食後のコーヒー・紅茶など体内の水分を奪ってしまうものが多いですよね。

そうなると純粋な水については配られたペットボトルのお水たった500ml分しか摂取していない!ということになってしまいます。

 

ポイント1:機内にはペットボトルの水を持ち込む

そうなると残り1.5L分は自主的に摂取しなければなりません。

機内のコップ1杯150mlとして10杯は飲まなければならない計算になります。

そんなに何度も頼むのも大変ですし、好きなタイミングで飲めるように機内には自分でペットボトルのお水を持ち込むことをおすすめします。

でも、だからと言ってただやみくもに飲めばいいというわけではありません。

 

ポイント2:常温の水を飲む

まず一つ目のポイントは常温の水を飲むこと。

水を飲むことは大切ですが、冷たい水は身体を冷やしてしまうので血行不良や冷えにつながってしまうので要注意。

しかし機内の飲み物は品質管理上冷蔵庫で冷やしてある場合がほとんどです。

その点でも自分でペットボトルの水を持ち込むことをおすすめします。

CAも機内の冷えた水を飲むときにはお湯を加えるなど温かくして飲む工夫をしています。

 

ポイント3:少しずつちびちび飲む

二つ目のポイントはこまめに少しずつ飲むこと。

体内で一度に吸収できる水分量には限度があり、一気にたくさん飲みすぎると身体に負担がかかってしまいます。

コップ1杯の水を何度にも分けてちびちびと飲むのがおすすめです。

CAもGLY(ギャレイ=機内のキッチン)に入るたびに少しずつ飲むのが習慣になっています。

航空会社によっては先輩がGLYに入ってくるとカップに水を注いで渡すのが後輩の仕事というところもあるほどです。

 

 

機内では適切な水分補給を

内側からたっぷり水分を補給してあげることで、血液もさらに巡りが良くなり、お肌の潤いにも繋がります。

この水分補給術を実践したことで、機内で保湿クリームがいらないほどお肌が潤っていたという体験談もあるほど。

次回のフライトではぜひ水分補給を意識的に行ってみてください。

 

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