ハンドルキーパー運動 箸袋で協力呼び掛けへ

飲酒運転撲滅を呼び掛ける箸袋=西海署

 秋の全国交通安全運動(21~30日)を前に、長崎県西海署と西海地区交通安全協会は、ハンドルキーパー運動への協力を呼び掛ける箸袋「飲んだらいかん膳」の製作を進めている。
 ハンドルキーパー運動は、会食などで事前に酒を飲まない人を決め、同乗者を自宅まで送る飲酒運転根絶運動。県警が2006年から推進している。箸袋は500個を作り、月内に西海市内の飲食店に配布する。会食時、ハンドルキーパーに箸袋を使ってもらい、運動をPRする狙い。
 箸袋は水色と黄、白と黄の2種類で、マスコットの「ハンドルキーパー君」と「今日は運転するので飲みません」の呼び掛けを添えた。同交通安全協会の交通安全指導員2人が、業務の合間を利用し作製している。
 箸袋をデザインした溝口奈央さん(27)は「箸の入れ口を半円形にするなど、目立つように作った。西海市から飲酒運転が1件も出ないよう願っている」と話した。

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