<レスリング>【2019年世界選手権・展望(15)】ディーク(米国)とハサノフ(アゼルバイジャン)の決勝再現か…男子フリースタイル79kg級

※シード選手は、最終エントリーによって変わる場合があります。

2年連続優勝を目指すカイル・ディーク(米国)

 昨年優勝のカイル・ディーク(米国)が今年もこの階級に出場する。今年は7月の「スペイン・グランプリ」で優勝するなど実力を見せ、第1シード選手。昨年2位のヤブライル・ハサノフ(アゼルバイジャン)は、2月の「タクティカップ」(イラン)は2位だったが、4月の欧州選手権は優勝で、第2シードへ。昨年の決勝の再現なるか。

 ロシアからは、昨年3位でランキングも3位のアフメド・ガジマゴメドフではなく、2018年U23世界選手権2位のガジ・ナビエフが出てくる。7月のロシア選手権で勝ち、8月の「ジオルコウスキ国際大会」(ポーランド)で優勝と、急成長の選手。ノーシードだが要注意だ。もう一人の世界3位のアリ・シャバノフ(ベラルーシ)は86kg級へアップした。

 4月のアジア選手権優勝のバフマン・モハマド・テイモウリ(イラン)は、7月の「ヤシャ・ドク国際大会」(トルコ)3位。階級を上げて1年以上が経ち、世界の舞台でも力を発揮するか。

 欧州選手権3位のムハメット・ヌリ・コタノグル(トルコ)ニカ・ケンチャーゼ(ジョージア)、昨年のアジア選手権2位のラシド・クルバノフ(ウズベキスタン=ロシア)らが、優勝争いに関わってくるか。

 日本の男子高校生選手として30年ぶりに出場する髙橋夢大(京都・網野高)が、若さを武器に上位へ食い込めるか。


2018年世界選手権成績 2019年世界選手権 シード選手

1. Dake, Kyle Douglas(米国)
2. Hasanov, Yabrail(アゼルバイジャン)
3. Gadzhimagomedov, Akhmed(ロシア)
〃 Shabanov, Ali(ベラルーシ)
5. Khutsishvili, David(ジョージア)
〃 Akbarizarinkolaei, Essadollah(イラン)
7. Unurbat, Purevjav(モンゴル)
8. Grigoryan, Grigor(アルメニア) 1. Dake, Kyle Douglas(米国)
2. Hasanov, Yabrail(アゼルバイジャン)
3. Kotanoglu, Muhammet Nuri(トルコ)
4. Teymouri, Bahman Mohammad(イラン)

2018年アジア大会 2019年アジア選手権

(実施せず) 1. Teymouri, Bahman Mohammad(イラン)
2. Rana, Parveen(インド)
3. Nasirov, Oibek(キルギス)
〃 Usserbaev, Galimzhan(カザフスタン)

2019年欧州選手権 2019年欧州大会

1. Hasanov, Yabrail(アゼルバイジャン)
2. Gadzhimagomedov, Akhmed(ロシア)
3. Kotanoglu, Muhammet Nuri(トルコ)
〃 Kentchadze, Nika(ジョージア) (実施せず)

2019年パンアメリカン選手権 2019年パンアメリカン大会

1. Rogers, Chandler Mason(米国)
2. Martinez Restrepo, Santiago(コロンビア)
3. Phulka, Jasmit Singh(カナダ)
4. Guzman Velazquez, Francisco Javier(プエルトリコ) (実施せず)

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