オープニングラウンドでも守備の綻びで台湾に敗れた高校日本代表
■韓国 5-4 日本(6日・機張)
韓国・機張(きじゃん)で開催されている「第29回 WBSC U-18ベースボールワールドカップ」(全試合テレビ朝日系列・BS朝日・AbemaTVで放送)は6日、スーパーラウンド第2戦が行われ、野球日本代表「侍ジャパン」高校代表は韓国に4-5でサヨナラ負けを喫した。
この一戦を、オープニングラウンドで日本に勝利した台湾の地元紙も注目。優勝候補の一角に挙げられていた日本の痛恨の2敗目を特集したのは、台湾地元紙「自由時報」。今大会2敗目を喫した若きジャパンに対し「日本の内野は堅守で有名だが、2敗は内野の致命的なミスが要因」と、日本の伝統でもある「堅守」が崩れたことが敗因と分析している。
記事では「日本の野球で内野は常に堅実で有名だった。しかし、今年のU-18W杯での2敗は内野の致命的なミスに大きく起因している。この問題はかなり大きい」と報じている。日韓戦での8回のシーンも紹介。8回2死二、三塁で好投していた宮城がナム・ジミンを三ゴロに打ち取りながら、三塁手の石川がワンバウンドの悪送球で2者が生還し、同点に追いつかれた。「もしも、石川が失策を犯さなければ、日本は勝利だった」と分析している。
一方、1-3で5回降雨コールド負けを喫した2日の台湾戦も内野守備が敗因と特集では指摘。5回、先頭ワン・シュンホのゴロを遊撃・熊田が一塁へ悪送球。さらに1死からホ・ヘンユの遊ゴロを処理した熊田が二塁へ再び悪送球するなど2死二、三塁のピンチを広げ、3番ロ・ウィーチェに痛恨の2点タイムリーを浴びていた。
記事では日本が今大会で8失策を記録していることを紹介。米国は4失策で、台湾も5失策とデータで比較し、堅守は日本伝統だったはずが、今大会はそこがアキレス腱になっていると分析していた。(Full-Count編集部)