【ラグビーW杯】中山商店街がジョージア応援、横浜 国旗飾り、パンフ作成

ラグビーW杯に出場するジョージアチーム応援の打ち合わせをするティムラズ・レジャバ臨時代理大使(右)と奥津守理事長(左から2人目)ら =ジョージア大使館

 20日開幕のラグビーワールドカップ(W杯)日本大会を盛り上げようと、横浜市緑区のJR横浜線中山駅周辺にある中山商店街協同組合(約160店)は、ジョージア(旧グルジア)を商店街全体で応援することを決めた。同チームの試合を観戦し、観光に力を入れる同国をパンフレットなどで紹介する。

 同協同組合理事長の奥津守さん(59)らが3日、東京・赤坂のジョージア大使館を訪ね、ティムラズ・レジャバ臨時代理大使に「全力で応援したい」とあいさつ。同大使は「心強く大きなパワーとなる。ジョージアは日本から遠いが、食べ物は日本人の口に合い、世界で最も古くから造られているワインや素晴らしい風景があることを伝えていきたい」と応じた。

 中学・高校とラグビーに打ち込んだ同協同組合総務部長の佐保田豊さん(50)が横浜市の「一商店街一国運動」を知り参加を決めた。知人で旧ソ連構成国で結成された独立国家共同体(CIS)諸国やジョージア専門家の野村総合研究所副主任コンサルタントの谷口麻由子さんに相談し選んだ。

 商店街では11月3日開催の第38回中山まつりに向け、約100本の街路灯にジョージア国旗入りの告知旗を飾るほか、約4万5千枚作成するまつりのパンフレットで同国を紹介する。まつり当日は、会場で同国産ワインやブドウやナッツを使ったスイーツ・チュルチヘラの紹介や販売を行う予定。

 佐保田さんは「ジョージアの人と一緒に応援できてうれしい」と話す。

 W杯1次リーグD組のジョージアは23日にウェールズと対戦する。催しの問い合わせは、同商店街電話045(931)1657。

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