2019年F1第14戦イタリアGP土曜フリー走行3回目はフェラーリのセバスチャン・ベッテルがトップタイムをマークした。レッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンは2番手、アレクサンダー・アルボンは8番手に入っている。
FP3は気温20℃、路面温度29℃、ドライコンディション下でのセッションとなった。しかし、FIA-F3レース1でパラボリカの外側にあったソーセージ縁石に乗り上げ中をマシンが舞う大クラッシュがあったため、縁石の除去とバリケードの修復のためFP3はタイマーが進んだまま10分間コースがクローズされていた。なお、大クラッシュを喫したアレックス・ペロニ(カンポス)は無事にマシンを降りている。
10分が経過しコースオープンと同時に次々とマシンがコースイン。一方、フェラーリ勢は20分経過後に新品のソフトタイヤでようやくコースインし1分20秒611でセバスチャン・ベッテルがトップタイムをマーク、2番手にシャルル・ルクレールが続く。しかし、ルクレールは4周目のアタックで1分20秒452ですぐさまタイムを更新している。
パラボリカで除去されたソーセージ縁石だが、その除去された箇所をロマン・グロージャン(ハース)が走行し、トラックリミット違反でタイムを抹消、他にアルボンやケビン・マグヌッセン(ハース)などもコースをはみ出す場面が見られた。
ソフトタイヤでアタックを開始したフェルスタッペンがコーナーでミスしながらも3番手に、しかしその直後にメルセデスのルイス・ハミルトンがミディアムタイヤで1分20秒758で3番手に浮上している。ソフトのルクレールとはわずか0.3秒差だ。
セッション残り16分のところで全車ピットイン、マシンの調整を済ませたフェラーリ2台が真っ先にコースインしていく。ルクレールはアタックに失敗しタイム更新ならず、逆にベッテルが1分20秒331でトップに浮上した。各チームはスリップストリームを活用するため2台づつ間隔を空けて走行している。
フェルスタッペンは1分20秒326をタイムをマークし2番手に浮上。ルノー勢もダニエル・リカルドが5番手、ニコ・ヒュルケンベルグが7番手と好調な走りを見せている。
ベッテルはさらにタイムを更新し1分20秒294に、チェッカー後にベッテルを上回るドライバーは現れず、2番手フェルスタッペン、3番手ボッタス、4番手ルクレール、5番手リカルド。トロロッソ・ホンダのダニール・クビアトは10番手、ピエール・ガスリーは13番手に入っている。
■F1第14戦イタリアGP フリー走行3回目
Pos No. Driver Team Time Laps
1 5 S.ベッテル フェラーリ 1’20.294 14
2 33 M.フェルスタッペン レッドブル・ホンダ 1’20.326 11
3 77 V.ボッタス メルセデス 1’20.403 23
4 16 C.ルクレール フェラーリ 1’20.403 14
5 3 D.リカルド ルノー 1’20.564 11
6 44 L.ハミルトン メルセデス 1’20.595 21
7 27 N.ヒュルケンベルグ ルノー 1’20.752 13
8 23 A.アルボン レッドブル・ホンダ 1’20.827 17
9 99 A.ジョビナッツィ アルファロメオ 1’20.881 15
10 26 D.クビアト トロロッソ・ホンダ 1’20.945 20
11 55 C.サインツJr. マクラーレン 1’20.949 21
12 11 S.ペレス レーシングポイント 1’21.003 15
13 10 P.ガスリー トロロッソ・ホンダ 1’21.073 22
14 4 L.ノリス マクラーレン 1’21.292 21
15 7 K.ライコネン アルファロメオ 1’21.325 19
16 20 K.マグヌッセン ハース 1’21.336 16
17 8 R.グロージャン ハース 1’21.621 16
18 18 L.ストロール レーシングポイント 1’21.639 17
19 63 G.ラッセル ウイリアムズ 1’22.374 22
20 88 R.クビサ ウイリアムズ 1’22.758 21